MLB(メジャーリーグベースボール)には30の球団が存在し、それぞれにユニークな名前と歴史が込められています。今回は、特に日本でも人気の高いロサンゼルス・ドジャースを中心に、その他の主要チーム名の英語表記やその由来をご紹介します。
- 1. ロサンゼルス・ドジャース (Los Angeles Dodgers)
- 2. ニューヨーク・ヤンキース (New York Yankees)
- 3. ボストン・レッドソックス (Boston Red Sox)
- 4. シカゴ・カブス (Chicago Cubs)
- 5. シアトル・マリナーズ (Seattle Mariners)
- 6. サンディエゴ・パドレス (San Diego Padres)
- 7. サンフランシスコ・ジャイアンツ (San Francisco Giants)
- 8. デトロイト・タイガース (Detroit Tigers)
- 9. ヒューストン・アストロズ (Houston Astros)
- まとめ
1. ロサンゼルス・ドジャース (Los Angeles Dodgers)

- 本拠地:カリフォルニア州ロサンゼルス
- 由来:「Dodgers」は「かわす人」を意味し、かつてブルックリンに本拠地があった時代、路面電車を避けながら移動する住民を「Trolley Dodgers(トロリー・ドジャース)」と呼んだことが起源です。
- 注目選手:ジャッキー・ロビンソン、サンディ・コーファックス、野茂英雄、大谷翔平など
- ワールドシリーズ優勝回数:7回(1955年、1959年、1963年、1965年、1981年、1988年、2020年)
- チームカラー:ブルー & ホワイト
ドジャースは日米のファンにとって特別な存在で、日本人選手の活躍も多く見られます。2024年には大谷翔平選手が加入し、さらに注目を集めています。
ドジャースの黄金時代と伝説的選手

ドジャースは、数々の名プレーヤーを輩出してきました。
- ジャッキー・ロビンソン (Jackie Robinson)
1947年、MLB史上初の黒人選手としてデビューし、人種差別の壁を打ち破った伝説的な選手です。彼の背番号「42」は、MLB全30球団で永久欠番となっています。 - サンディ・コーファックス (Sandy Koufax)
1960年代に活躍した名投手で、1965年のワールドシリーズでは2度の完封勝利を記録し、優勝に大きく貢献しました。 - 野茂英雄 (Hideo Nomo)
日本人メジャーリーガーの先駆けとして1995年にデビュー。特有の「トルネード投法」で注目を集め、新人王を獲得しました。
ドジャースと日本人選手の関わり
日本人選手が数多く活躍してきたチームとしても知られています。
- 野茂英雄(1995年〜1998年、2002年〜2004年)
- 石井一久(2002年〜2004年)
- 黒田博樹(2008年〜2011年)
- 前田健太(2016年〜2019年)
- 大谷翔平(2024年〜)
特に野茂英雄選手の活躍は、MLBにおける「日本人選手の成功モデル」を築いたとして大きな影響を与えました。
ドジャー・スタジアム (Dodger Stadium)
1962年に開場したドジャー・スタジアムは、MLBで最も収容人数が多く(約56,000人)、美しい景観が特徴です。背後にはロサンゼルスの街並みや山々が広がり、ナイトゲームでは夕焼けが球場を彩ります。
近年の活躍と今後の展望
ドジャースは2020年に32年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たし、近年も強力な戦力で常に優勝候補に名を連ねています。2024年シーズンには、大谷翔平選手の加入により、さらなる注目が集まっています。
2. ニューヨーク・ヤンキース (New York Yankees)

- 本拠地:ニューヨーク州ニューヨーク
- 由来:「Yankee」はアメリカ北部の人々を指し、19世紀の南北戦争時代からの愛称がもとになっています。
- 注目選手:ベーブ・ルース、デレク・ジーター、松井秀喜など
ヤンキースは、27回ものワールドシリーズ優勝を誇る名門で、伝説の選手が数多く在籍したことでも知られています。
3. ボストン・レッドソックス (Boston Red Sox)

- 本拠地:マサチューセッツ州ボストン
- 由来:「Sox」は「Socks(靴下)」のくだけた表現で、赤い靴下をユニフォームの一部に取り入れたことが名前の由来です。
- 注目選手:テッド・ウィリアムズ、ペドロ・マルティネス、松坂大輔など
「カーズ・オブ・ザ・バンビーノ(バンビーノの呪い)」として知られる長い低迷期を乗り越え、2004年に86年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げました。
4. シカゴ・カブス (Chicago Cubs)

- 本拠地:イリノイ州シカゴ
- 由来:「Cubs」は「クマの子」を意味し、若手選手が多かったチームの特徴を反映しています。
- 注目選手:アーリー・バンクス、クリス・ブライアントなど
2016年には108年ぶりにワールドシリーズ制覇を果たし、”史上最も長かった呪いの終焉”として話題になりました。
5. シアトル・マリナーズ (Seattle Mariners)

- 本拠地:ワシントン州シアトル
- 由来:「Mariner」は「船乗り」を意味し、港町シアトルらしい名前です。
- 注目選手:イチロー、ケン・グリフィー・ジュニアなど
シアトル・マリナーズは、特にイチロー選手が2001年にMLBデビューし、その年のMVPを獲得したことで日本でも大きな注目を浴びました。
6. サンディエゴ・パドレス (San Diego Padres)

- 本拠地:カリフォルニア州サンディエゴ
- 由来:「Padres」はスペイン語で「神父」を意味し、カリフォルニアの歴史的背景にちなんで名付けられました。
- 注目選手:トニー・グウィン、ダルビッシュ有など
7. サンフランシスコ・ジャイアンツ (San Francisco Giants)

- 本拠地:カリフォルニア州サンフランシスコ
- 由来:「Giants」は「巨人」を意味し、かつて選手たちの体格の大きさや堂々としたプレースタイルに由来します。
- 注目選手:バリー・ボンズ、ティム・リンスカムなど
8. デトロイト・タイガース (Detroit Tigers)

- 本拠地:ミシガン州デトロイト
- 由来:南北戦争時代の「デトロイト軽騎兵隊」が「タイガース」と呼ばれていたことがチーム名のルーツです。
- 注目選手:タイ・カッブ、ミゲル・カブレラなど
9. ヒューストン・アストロズ (Houston Astros)

- 本拠地:テキサス州ヒューストン
- 由来:「Astros」は「宇宙飛行士」を意味し、NASAの宇宙開発の中心地であるヒューストンにちなみます。
- 注目選手:ホセ・アルトゥーベ、ジャスティン・バーランダーなど
まとめ
MLBのチーム名には、それぞれの土地や歴史に根ざした深い意味が込められています。チームの由来を知ることで、野球観戦がさらに楽しくなるはずです。お気に入りのチームがあれば、その背景を知るとさらに応援の気持ちが高まるかもしれませんね。
MLBの歴史や選手情報など、他にも気になる話題があればぜひお知らせください!
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