アメリカで生活・留学していると、「どこでご飯を食べよう?」「評判のいいお店はどこ?」と迷うことがよくありますよね。
そんなときに大活躍するのが、口コミアプリ「Yelp(イェルプ)」です。
日本ではまだそこまでメジャーではありませんが、アメリカではGoogleマップ+食べログ+SNSのような存在として、圧倒的なユーザー数を誇っています。
今回はそのYelpについて、日本での使い方、食べログとの違い、アメリカでの便利な活用法などをまとめてご紹介します!
Yelpってどんなアプリ?食べログとの違いは?
Yelpは2004年にアメリカで誕生した、ローカルビジネス向けの口コミ共有アプリです。
日本で言う「食べログ」に近い存在ですが、対象の範囲が広く、レストランだけでなく美容室・病院・修理屋・ネイルサロンなどあらゆるサービスが口コミ対象になります。

Yelpと食べログの違いまとめ
比較ポイント | Yelp | 食べログ |
---|---|---|
口コミ対象 | 飲食・サービス業全般 | 飲食店のみ |
投稿者 | 実名+プロフィール画像ありが主流 | 匿名が多い |
機能 | SNS機能あり・チェックイン・地図連携 | 点数+レビュー投稿 |
国際性 | 世界対応(英語レビューも) | 日本語メイン・国内向け |
Yelp Japanの使い方|日本でも使える?
日本でもYelpのアプリやWebサイトは利用可能です(日本語対応あり)。
主に東京・大阪・京都など観光地周辺に口コミが集中していますが、Googleよりも詳しい情報が得られることもあります。
Yelpの基本的な使い方(日本でも)
- アプリをインストール(iOS / Android)
- アカウント登録(Google連携OK)
- 検索バーで「渋谷 ラーメン」など検索
- 地図 or リスト表示でお店をチェック
- レビュー・写真・評価を確認
- 気に入ったらブックマーク or チェックイン
Yelpが人気の理由は?便利な機能まとめ
1. ジャンルの広さ
Yelpの強みのひとつは、飲食店にとどまらず、生活に関わるあらゆる業種がカバーされている点です。
中でも「Home Services(住宅関連サービス)」のカテゴリはとても充実しており、庭師(Landscaping)・配管工(Plumbing)・電気修理(Electricians)・ハウスクリーニング・エアコン修理・鍵屋・引っ越し業者・内装リフォーム・窓の修繕・害虫駆除など、70以上の細かい業種に分類されています。
たとえば「エアコンが壊れた」「洗面所が詰まった」「家具を移動したいけど力仕事が必要」といった場面でも、Yelpで簡単に対応業者を探せます。
しかも、レビューや評価、施工写真まで見られるので、初めて依頼する場合でも安心して選べるのがポイントです。
日本で例えるなら「インターネット版タウンページ」のような感覚で、
日常生活のあらゆる困りごとに対応してくれる、まさに“暮らしの総合口コミアプリ”とも言える存在です。
2. マップ表示で探しやすい
Yelpの便利な点のひとつが、直感的に使える地図機能です。
Googleマップのように、現在地や指定したエリアの周辺にあるお店やサービスが地図上にピンで表示され、位置関係が一目でわかります。
さらにYelpでは、ピンごとにそのお店の評価(星の数)やレビュー件数、ランキング順位も表示されるため、
「近くて、評価が高くて、人気があるお店」を短時間で効率よく見つけることができるのです。
たとえば「今いる場所の近くでランチしたいけど、ハズレは引きたくない…」というとき、
Yelpのマップを開けば、距離・評価・ジャンルの条件でサクサク検索可能。
レビュー写真を見れば店の雰囲気もつかめるので、土地勘のない場所でも安心してお店を選べるのが大きな魅力です。
地図とリスト表示はボタン1つで切り替え可能なので、状況に応じて柔軟に使える点もポイントです。

3. チェックイン機能
お店に行った記録を残せるので、自分だけのグルメマップを作る感覚で使えます。
4. SNS機能
友人とデータを共有したり、特定ユーザーのレビューをフォローしたりすることも可能。
食べログにはない「つながり」要素が強いです。

実際に使ってみた感想
友達がシカゴで生活していたとき、夜に急に「メキシカンが食べたい!」と思って探したのがYelp。
Googleマップではあまり情報がなかったのに、Yelpではレビュー4.5のローカルな小さなお店が出てきて大正解!
さらに英語レビューには「ベジタリアン対応あり」「日本語メニューはないけど店員さんが優しい」といった実用的な口コミが多くて、非常に助かりました。
あと、レビューに付いている写真が超リアルで、雰囲気が伝わりやすいのもポイント高いです。
アメリカ旅行・留学にYelpが便利な理由
Yelpは特に海外旅行・留学時の“迷子防止ツール”として超優秀。
- 外国人が多く訪れるお店のレビューが多い
- メニュー・対応言語・サービス内容まで詳細
- 公式サイトがなくても、Yelpページで営業時間・住所・写真が見られる
- ローカルな“当たりの店”に出会える
口コミの信頼性は?実名レビューの強み
日本のレビューアプリでは匿名投稿が主流ですが、その分「やらせレビュー」や「ネガキャン」も発生しがちです。
Yelpでは実名+プロフィール付きの投稿が中心なので、レビューの信頼性が高いのが特徴。
また、投稿者の過去のレビュー履歴も見られるため、「この人の感覚なら信用できそう」と判断する材料になります。
Yelp Eliteって?信頼性の高いレビュアー制度
Yelpには「Elite(エリート)」と呼ばれる上位レビュアー制度があります。
投稿数や写真の質、レビュー内容などに応じて選ばれ、プロフィールにバッジが表示されます。
このEliteのレビューは特に丁寧で、写真・文章ともに信頼できる情報源として重宝されます。
Yelpが日本でもっと流行ってほしい理由
現状、日本ではまだまだ「食べログ一強」状態です。
しかし、Yelpのように多言語対応・飲食以外もカバー・SNS的な使い方ができるアプリが広がれば、 外国人観光客にとっても、日本人の生活者にとっても利便性が大きく向上するはずです。
飲食店オーナーにとっても、Googleマップ+Yelpで露出が広がるのは大きなメリットになります。
Googleレビュー・食べログとの違いをもう一度整理
項目 | Yelp | Googleレビュー | 食べログ |
---|---|---|---|
投稿者 | 実名・プロフィールあり | Gmail連携(実名とは限らず) | 匿名可 |
情報量 | 写真・メニュー・評価・営業時間 | 簡易レビュー中心 | 評価+ランキング重視 |
SNS機能 | あり | なし | なし |
主な利用者 | 世界中のユーザー | ローカル中心 | 日本人ユーザー中心 |
Yelpはこんな人におすすめ!
- 海外旅行先でグルメ探しを失敗したくない人
- アメリカ・カナダなどで生活・留学している人
- 実名&写真付きレビューでリアルな情報を知りたい人
- 飲食店以外の情報(美容院・修理・医療など)も調べたい人
- 自分だけの「訪問記録マップ」を作りたい人

まとめ|「日本ではまだマイナー。でも使う価値あり」
Yelpは、日本ではまだそこまで広く知られていません。
でも、世界中で数億件以上のレビューが集まる巨大アプリであり、特にアメリカではもはや生活インフラに近い存在です。
飲食店の発見だけでなく、「その街の雰囲気や人の評価基準」を知る手段としてもとても有用。
留学中や旅行中の方にはぜひおすすめしたいサービスです。
Yelp Japanも、今後の広がりに期待したいですね!
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